病態

【薬剤師国家試験対策】肝硬変まとめ@病態

まとめ

肝臓の線維化が進行した状態である。

イメージ

プルプルの肝臓が固くなった感じ。

症状

肝細胞障害による症状

  • 腹水、浮腫…血漿膠漆浸透圧の低下
  • 出血傾向…血液凝固因子合成能低下
  • 肝性脳症…①フィッシャー比の低下(芳香族アミノ酸が脳に多く移行)②高アンモニア血症
理由

アンモニアは、元々毒性がある。

  • 黄疸

門脈圧亢進による症状

  • 浮腫、腹水
  • 脾腫
  • 食道静脈瘤の破裂
違い

肝細胞障害による出血傾向は、血液凝固因子能の低下により起こり、門脈圧亢進による出血傾向は、血小板の減少によって起こる。

検査

肝細胞障害によりAST、ALTの上昇。(AST>ALT)

ゴロ

~ASTが優位~ あさって 攻撃がある

あさって…AST、攻…肝変、撃…症肝炎、が…肝、ある…アルコール性肝障害

治療薬

肝性脳症治療薬

  • ラクツロース
  • 抗菌薬…カナマイシン(経口投与)
  • 分岐鎖アミノ酸製剤

腹水・浮腫治療薬

  • 利尿薬…スピロノラクトン、フロセミド

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