まとめ
急性腎不全
ポイント
①短期間(数時間~数日)の急激な腎機能低下による。②対症療法により腎機能の回復が可能である。
急性腎不全
原因…腎血流量の低下。
腎性腎不全
原因…腎実質の障害。
腎後性腎不全
原因…尿路閉塞。
慢性腎不全
ポイント
①数か月から数年にわたって悪化する。②腎機能の回復が難しい。
症状と治療薬

ポイント
症状と治療薬を整理して覚える!
- (症状)血圧上昇に対して、(治療薬)利尿薬のフロセミドを用いる。
- 尿毒症に対して、吸着炭を用いる。
- 高カリウム血症に対して、陽イオン交換樹脂のポリスチレンスルホン酸Naを用いる。
- 代謝性アシドーシスに対して、炭酸水素ナトリウムを用いる。
- 高リン血症に対して、沈降炭酸カルシウム、セベラマー、炭酸ランタン水和物を用いる。
- 高尿酸血症に対して、尿酸生合成阻害薬のアロプリノールを用いる。
- 腎性貧血に対して、エリスロポエチン製剤を用いる。
- 腎性骨異栄養症に対して、活性型ビタミンD₃製剤のアルファカルシドール、カルシトリオールを用いる。