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問1
全量フラスコ(メスフラスコ)は、溶質を溶媒に溶かして正確に全量を一定の液体とする場合に用いられる。
問2
ファクターは、容量分析を行っていく標準液(反応させ消費量を測定する液体)に対して必要である。
問3
核スピンをもたない(核スピン量子数=0)の原子は、12Cと16Oである。
問4
- 加減法…有効数字は、各数値の小数点以下の桁数がもっとも少ないものに合わせる。
- 乗除法…有効数字は、各数値の有効数字の桁数がもっとも少ないものに合わせる。
問5
化学ポテンシャルμは、圧力と温度が一定の条件下、多成分系の各成分1モルあたりのギブズエネルギーのことをいう。
問9
キラル化合物は、その鏡像体と構造が一致しない化合物をいい、分子内対称面をもたない。
問10
①イソプレノイド経路…C5単位 テルペノイド、ステロイド
②シキミ酸経路…C6-C3単位 フェニルプロパノイド
③酢酸ーマロン酸経路…C2単位 ポリケチド、アントラキノン類、テトラサイクリン
④ 酢酸ーマロン酸 + シキミ酸経路…C6-C3-C6単位 フラボノイド、イソフラボノイド、スチルベノイド(C6-C2-C6)
⑤アミノ酸経路…N含有 アルカロイド
問12
セルロースは、D-グルコースがβ-(1,4)結合で重合した直鎖状の単純多糖である。
問14
胚性幹細胞(ES細胞)は、初期胚の内部細胞塊から樹立された細胞である。
問15
接触性皮膚炎は、Ⅳ型アレルギーに分類される。
問16
(試験法)ヨウ素価…(変敗に伴う値の変化)減少
過酸化物価…一度上昇した後、減少
酸価…増加
カルボニル価…増加
チオバルビツール酸試験値…増加
問17
リスク評価を担う行政機関…内閣府食品安全委員会
リスク管理…厚生労働省や農林水産省
リスクコミュニケーション…消費者、事業者
問18
チャコニンは、ジャガイモの芽や緑皮部に含まれる自然毒であり、摂取によりコリンエステラーゼ阻害を引き起こす。
問19
感染症法により病原体に汚染された場所に消毒等の対物措置が必要となる感染症は、1~4類である。
問20
成人T細胞白血病は、人工栄養することで、母乳を介した母子感染を防ぐことができる。
問22
Ames試験に用いられる微生物の菌株は、ヒスチジン要求性ネズミチフス菌変異株である。
問25
生物化学的酸素要求量(BOD)を測定する際に用いる試験法は、ウィンクラー法である。
問27
オキセサゼインは、強酸性下でも活性を示すため、胃炎や消化性潰瘍に用いられる局所麻酔薬である。
問30
スマトリプタンは、セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激し、脳血管を収縮させることで片頭痛を改善する。
問31
クアゼパムはベンゾジアゼピン骨格を有し、主にω1受容体に作用するため、筋弛緩作用に基づく転倒などの副作用が少ない催眠薬である。
問32
ヒドロキシジンは抗不安作用とともに、ヒスタミンH1受容体の遮断による抗アレルギー作用を併せもつ。
問33
ファスジルは、Rhoキナーゼを阻害することで、 Rhoキナーゼ によるミオシンホスファターゼの抑制を阻害し、脳血管の収縮を抑制する。
問34
トシリズマブは、ヒト化抗ヒトIL-6受容体モノクローナル抗体である。
問35
ボノプラザンは、K⁺と競合してH⁺,K⁺-ATPaseを可逆的に阻害し、胃酸分泌を抑制する。
問36
メテノロンは、アンドロゲン受容体を刺激することで、タンパク質同化作用を示す。
問37
ノルアドレナリンは、β2受容体やドパミンD1受容体には、ほとんど作用しない。問38
問40
ノギテカンは、トポイソメラーゼⅠを阻害し、DNA合成を阻害する抗悪性腫瘍薬である。
問42
P-糖たんぱく質は、脳毛細血管内皮細胞の血液側細胞膜に存在し、薬物を血液側に排出している。
問44
CYP3A4を可逆的に阻害…シメチジン
CYP3A4を不可逆的に阻害…エリスロマイシン、グレープフルーツジュース
問50
フォークトモデルにおいて、一定の力をかけ続けたときのひずみが時間とともに増加する現象をクリープという。
問52
シロップ剤は、日本薬局方において、「経口投与する、糖類又は甘味剤を含む粘稠性のある液体又は固形の製剤」と定義されている。
問54
ヒドロキシプロピルセルロースやカルボキシビニルポリマーは、水に溶解し粘稠性を示す親水性高分子化合物。口腔用錠剤の付着錠として機能する。
問55
ニボルマブは、ヒトPD-1に対するヒト型IgG4モノクローナル抗体である。
(抗体薬が、PD-1に結合することにより、ガン細胞のPD-L1が結合できなくなる。)
問56
ショックとは、血圧低下を伴う急性循環不全のことである。
問57
PIVKA-Ⅱ…肝臓がんのマーカー
PSA…前立腺がんのマーカー
NSE(神経特異エノラーゼ)…小細胞肺がんのマーカー
問58
横紋筋融解症は、骨格筋細胞の壊死、融解により筋細胞成分が血液中に流出した状態をさし、血中ミオグロビン値の上昇を認める。
問59
慢性骨髄性白血病や一部の急性リンパ性白血病で、フィラデルフィア染色体が高頻度に認められる。
問60
リトドリン塩酸塩は、選択的β2受容体刺激薬で、子宮平滑筋を弛緩させることで、切迫早産に用いられる
問61
アトピー型の気管支喘息では、Ⅰ型アレルギーにより好酸球が増加する。
問62
筋ジストロフィーとは、骨格筋の壊死と再生を繰り返し、徐々に筋委縮や筋力低下が進行する遺伝性の疾患である。
問63
アトピー性皮膚炎の初期治療では、副腎皮質ステロイドであるヒドロコルチゾン酢酸エステル外用を用いる。
問64
~全身性エリテマトーデス(SLE)の症状~
①全身:発熱
②皮膚:光線過敏症、顔面の蝶形紅斑、口腔内潰瘍
③関節:関節炎
問67
クラミジアは、偏性細胞内寄生細菌である。
問69
研究デザインを、エビデンスレベルが高い順に並べると、無作為化比較試験>コホート研究>症例集積研究の順である。
問71
薬局開設の許可を受けた者は、向精神薬卸売業者および向精神薬小売業者の免許を受けた者とみなされる。
問72

毒薬は、直接の容器又は直接の被包に「黒地に白枠、白字をもって、品名及び「毒」の文字」が記載されていなければならない。
問73
介護保険に要した費用は、国民医療費に含まれない。
問74
RMP(医薬品リスク管理計画)は、医薬品の開発段階から安全対策を実施することで、製造販売後の医薬品の安全性の確保を目的とし、医薬品製造販売業者が策定するものである。
問75
再生医療等製品は、法律において、条件および期限付き承認の仕組みが規定されている。
問76
医療法に基づく「医療計画」を定めることが義務付けられているのは、都道府県である。
問77
覚せい剤取締法で、フェニルアミノプロパン(アンフェタミン)やフェニルメチルアミノプロパン(メタンフェタミン)が規制されている。
問78
治験とは、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品について、製造販売承認を申請する際に提出すべき資料のうち臨床研究の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験の実施をいう。
問79
秘密漏示罪は、刑法で規定されている。
問80
希少疾病用医薬品が承認された際には、他の医薬品に優先して審査される。(優先審査)
問83
妊娠第4週0日~7週1日の期間を催奇形性の絶対感受性期といい、薬物による催奇形性のリスクが最も高い期間である。
問84
常温:15~25℃
室温:1~30℃
微温:30~40℃
冷水:10℃以下の水
温湯:60~70℃の水
問86
薬局間で譲渡を行う際に、譲受・譲渡の記録が法律上必要なのは、第二種向精神薬である。
問89
壊死組織を取り除き、創面を清浄化する行為をデブリードマンという。
問92
アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液は、亜鉛イオンを保護して、EDTAとの錯体を作りやすくするために加えた。
問93
エネルギーの大きさ:励起光>蛍光
波長の長さ:励起光<蛍光
~光源のまとめ~
紫外可視吸光度測定法…重水素放電管、タングステンランプ
蛍光光度計…キセノンランプ、レーザー、アルカリハイドロランプ
赤外吸収スペクトル測定法…グローバ灯
原子吸収スペクトル測定法…中空陰極ランプ、放電ランプ
旋光度測定法…ナトリウムD線
旋光分散、円二色性…キセノンランプ
問96
問97
固定相に極性の高いシリカゲルを用いていることから、極性の高い成分ほど固定相に吸着され、原線からの移動度は小さくなる。

問99
α線は、線源からの距離が長くなるにつれて、電離数が増加し、止まる直前に急激に増加する。
問100
~濃淡電池~
薄い方…アノード(負極)、濃い方…カソード(正極)