1問1答

【1問1答】薬理③@理論問題

全87問

Contents

Q1.慢性便秘治療薬ルビプリストンの作用点は?

クロライドチャネル(ClC)-2

→ルビプロストンは、小腸上皮細胞に存在する クロライドチャネル(ClC)-2 を活性化し、腸管内への水分泌を促進する。

Q2.電位依存性 Cl チャネル-2は、小腸粘膜上皮細胞における(   )に関わる。

水分泌

Q3.冠血管にあるのは、(  )受容体である。

β2

Q4. 冠血管 の β2 受容体を刺激すると、冠血管は、(  )する。

拡張

Q5.心筋細胞にあるのは、(   )受容体である。

β1

Q6.血管内皮細胞において、(    )の刺激は、NOの合成を促進する。

ヒスタミンH1受容体

→血管平滑筋は弛緩し、血圧は下降する。

Q7.LDL受容体は、(  )回膜貫通型受容体である。

Q8.LDL受容体分解促進タンパク質であるPCSK9に結合することにより、PCSK9のLDL受容体への結合を阻害する薬剤は?

エボロクマブ

Q9.(Gqタンパク質の作用)血小板凝集(  )作用。

促進

→血小板内 Ca2+ 濃度上昇による。

Q10.リアノジン受容体は、小胞体から細胞質に(  ) を放出する。

Ca2+

→リアノジン受容体= Ca2+ 放出チャネル

Q11.アミロライド感受性 Na+ チャネルは、膜電位依存性?非依存性?

非依存性

Q12.ペチジンは、(  )受容体を(   )する(     )薬である。

μ、刺激、合成麻薬性鎮痛薬

Q13.ペチジンは、モルヒネより作用は強い?弱い?

弱い

Q14.オキシコドンは、( 受容体名  )を(   )することで鎮痛作用を示す。

μ受容体、刺激

Q15.アヘンアルカロイド(4つ)

コデイン、ジヒドロコデイン、オキシコドン、ジアセチルモルヒネ

Q16.ペンタゾシンは、(  )受容体に対して完全刺激薬として働く。また、(  )受容体に対しては、弱い拮抗薬・部分刺激薬として働く。

オピオイド κ 受容体、オピオイドμ受容体

Q17.ナロキソンは、(   )受容体を(  )する麻薬拮抗薬である。

μ、遮断

Q18.ナロキソンは、鎮痛作用を示す?示さない?

示さない

Q19.プレガバリンの適応症は?

神経障害性疼痛

Q20.プレガバリンの作用機序は?

中枢神経終末部にある電位依存性 Ca2+ チャネルのα2δサブユニットに結合し、グルタミン酸等の神経伝達物質の遊離を抑制する。

Q21.トリアゾラムは、(    )型の催眠薬である。

超短時間

Q22.ベンゾジアゼピン(BZ)薬は、GABA-A受容体の(     )結合部位に結合し、 GABA-A受容体の機能を亢進して Cl の通過性を高める。

ベンゾジアゼピン(BZ)

Q23. GABA結合部位の(  )と(  )サブユニットに結合する。

α、β

Q24.BZ結合部位の(  )と(  )サブユニットに結合する。

α、γ

Q25.アセナピンは、(   )薬であり、( 剤形 )で用いる。

多元受容体作用抗精神→MARTA、舌下錠

Q26.パリペリドンは、(   )の主活性代謝物である。

リスペリドン

→SDA

Q27.エスシタロプラムは、(   )薬である。

選択的セロトニン再取り込み阻害→SSRI

Q28.ゾニサミドは、(   )作用によってレボドパの効果を高める。

MAO-B(B型モノアミン酸化酵素)阻害

Q29.炭酸リチウムは、(    )を阻害し、細胞内の(     )濃度を(   )させる。

イノシトール一リン酸分解酵素、イノシトール、低下

Q30.炭酸リチウムは、(     )代謝回転を(  )する。

ホスファチジルイノシトール、抑制

→躁病に用いられる。

Q31.ジピリダモールは、アデノシンの代謝酵素や赤血球、血管壁への取り込みを(   )する。

阻害

→血中のアデノシン濃度を上昇させるアデノシン増強薬である。

Q32.ニコランジルは、ATP感受性 K+ チャネルを(  )し、電位依存性 Ca2+ チャネルの開口を(  )し、冠血管を(  )させる。

開口、抑制、拡張

Q33.アルテプラーゼは、選択的に(   )中の(   )を活性化し、血栓を溶解する。

血栓、プラスミノーゲン

→出血が起こりにくい。

Q34.ビソプロロールは、( )受容体(  )薬である。

β1、遮断

Q35.ニトログリセリンの前負荷軽減の流れは?

静脈血管を拡張することで、静脈還流量を減少させ、前負荷が軽減される。

Q36.ニトログリセリンの後負荷軽減の流れは?

動脈血管を拡張することで、末梢血管抵抗が減少し、後負荷が軽減される。

Q37.ツロブテロールは、(  )受容体(   )薬である。

β2、作用

Q38.アンブロキソールは、肺胞Ⅱ型上皮細胞からの肺表面活性物質(肺サーファクタント)の分泌を(  )する。

促進

→ブロムヘキシンの活性代謝物。

Q39.オマリズマブは、ヒト化抗ヒト(  )モノクローナル抗体製剤である。

IgE

Q40.ザフィルルカストは、(    )薬であり、気管支平滑筋を(   )する。

ロイコトリエン受容体遮断、拡張

Q41.チオトロピウムは、( )級アンモニウム構造を有する(  )時間作用型の気管支収縮抑制薬である。

2、長

Q42.エゼチミブは、(       )薬である。

小腸コレステロールトランスポーター阻害

→小腸壁細胞に存在するNPC1L1経路を介してコレステロールの吸収を選択的に阻害する。

Q43.エボロクマブは、(    )薬であり、血中のLDL-Cの(   への    )を促進する作用をもつ。

PCSK9阻害、肝細胞への取り込み

Q44.非プリン型の選択的キサンチンオキシダーゼ阻害薬は?

フェブキソスタット、トピロキソスタット

→尿酸生合成阻害薬

Q45.リキシセナチドは、(     )薬である。

グルカゴン様ペプチド-1作動(GLP-1)

Q46.ピレンゼピンは、(  )受容体を選択的に遮断する消化性潰瘍治療薬である。

M1

Q47.ミソプロストールは、(    )誘導体製剤であり、(    )受容体を(  )し、子宮(  )作用を有する。

PGE1、プロスタノイドEP、刺激、収縮

Q48.メトクロプラミドは、(    )薬であり、乳汁漏出を引き起こす。

ドパミンD2受容体遮断

→CTZのD2受容体を遮断して、嘔吐を抑える。

Q49.メペンゾラートは、(  )級アンモニウム化合物で、(   )に選択的に作用する鎮痙代用薬である。

4、下部消化管(結腸)

Q50.βラクタム系抗菌薬は、細菌が(    )を変化させることで耐性化される。

ペニシリン結合タンパク(細胞壁合成酵素のトランスペプチダーゼ)

Q51.アミノグリコシド系抗菌薬は、細菌のリボソーム(  )サブユニットに結合し、タンパク質合成を阻害する。

30S

Q52.アミノグリコシド系抗菌薬は、細菌が(   )を産生することによって耐性化する。

不活性化酵素(アデニリル転移酵素)

Q53.(アミノグリコシド系抗菌薬)代表的な薬剤は?

ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、アミカシン、アルベカシン

Q54.クロラムフェニコール系抗菌薬は、細菌の(  )サブユニットに結合する。

50S

Q55. クロラムフェニコール系抗菌薬は、細菌が(    )を産生することによって耐性化する。

アセチル転移酵素

Q56.マクロライド系抗菌薬は、細菌の(   )されることによって耐性化する。

50Sサブユニットがアルキル化(メチル化)

Q57.(マクロライド系抗菌薬)代表的な薬剤は?

エリスロポエチン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン

Q58.テトラサイクリン系抗菌薬の耐性発現機構は?

細胞膜通過性の低下

Q59.テトラサイクリン系抗菌薬は、細菌が(   )を産生することによって耐性化する。

能動輸送抑制タンパク

Q60.アンレキサノクスは、(   )薬である。

ケミカルメディエーター遊離抑制

Q61.ケミカルメディエーター遊離抑制薬を4つ挙げよ。

クロモグリク酸、トラニラスト、ペロノラスト、アンレキサノクス

Q62.アンレキサノクスの作用機序を詳しく3つのべよ。

  • ヒスタミン遊離抑制作用
  • ロイコトリエン生成抑制作用
  • 抗ロイコトリエン作用

Q63.シプロヘプタジンは、(     )薬である。

第一世代ヒスタミンH1受容体遮断

→ケミカルメディエーター遊離抑制作用は有さない!

Q64. (第一世代ヒスタミンH1受容体遮断)代表的な薬剤は?

ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、クレマスチン、プロメタジン、シプロヘプタジン

Q65.シプロヘプタジンの作用機序を詳しく3つのべよ。

  • 抗ヒスタミン作用
  • 抗セロトニン作用
  • 抗アセチルコリン作用

Q66.オロパタジンの作用機序は?

ヒスタミンH1受容体遮断+ケミカルメディエーター遊離抑制作用

Q67.スプラタストは、(      )薬である。

Th2サイトカイン阻害

Q68.スプラタストは、ヘルパーT細胞からの(   )の産生を抑制、好酸球浸潤(  )抑制作用を示す。

IL-4,IL-5、抑制

Q69.レボセチリジンは、持続的に(   )し、血管浸透圧亢進を(   )する。

ヒスタミンH1受容体を遮断、抑制

Q70.ガニレリクスは、(    )薬である。

Gn-RH受容体遮断

→下垂体からのゴナドトロピンの分泌を抑制する。

Q71.抗男性ホルモン(アンドロゲン受容体遮断)薬は?

クロルマジノン酢酸エステル、アリルエストレノール

Q72.アリルエストレノールの作用機序は?

前立腺細胞のアンドロゲン受容体でアンドロゲンと拮抗する。

Q73.クロミフェンは、(     )薬である。

抗エストロゲン

Q74.クロミフェンは、(  )のエストロゲン受容体でエストロゲンを競合的に拮抗し、エストロゲンの負のフィードバック機構を(  )するため排卵を(   )する。

間脳(視床下部)、抑制、促進

→不妊症の治療に用いられている。

Q75.男性型脱毛症の治療に用いられる薬剤は?

フィナステリド

Q76.フィナステリドは、(   )を選択的に(  )し、(   )から(    )への変換を阻害する。

5α-還元酵素Ⅱ型、阻害、テストステロン、ジヒドロテストステロン

Q77.メドロキシプロゲステロン酢酸エステルは、(   )製剤である。

合成黄体ホルモン

→習慣性流早産、切迫流早産に用いられる。

Q78.パクリタキセルは、(      )に結合することで、(     )を阻害することにより有糸分裂を抑制する。

微小管構成タンパク質であるチュブリン、微小管の脱重合

Q79.ブレオマイシンは、(   )を発生させ、(   )する。

活性酸素、非酵素的にDNA鎖を切断

Q80.ボルテゾミブは、(    )薬である。

プロテアソーム阻害

→多発性骨髄腫の治療薬である。

Q81.ボルテゾミブは、腫瘍細胞の(   )を阻害し、転写因子の(     )する。

プロテアソーム、NF-κBの作用を阻害

Q82.チモロールは、(    )薬である。

非選択的β受容体遮断

Q83.チモロールの特徴は?

瞳孔径や焦点調節に影響を与えない!

Q84.ベタキソロールは、(    )薬である。

選択的β1受容体遮断

Q85.選択的β1受容体遮断薬は、(    )に対して慎重投与で用いることができる。

気管支喘息

Q86.ラタノプロストは、(   )誘導体である。

PGF-2α

Q87.ラタノプロストは、(   )受容体を刺激し、(       )する。

プロスタノイドFP、ぶどう膜強膜流出路からの眼房水の排出を促進

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